コラム

焼け跡闇市に帰る

1998年4年20日橋本政権のあとを引き継いで誰が首相になるのか、梶山氏のように考えがはっきりしているひとがいいと思うが、年齢的にどうかという意見がある。日本はこれから高齢化社会を迎えることでもあり、今までのようになんでも若がえればいいという考えはいい加減にやめてくれといいたい。若いことはおめでたくはあるが、そんなにもてはやすべきことかどうか、マスコミや芸能界の催眠商法から早く目を覚ましてもらいたい。

梶山氏にやってもらいたいことは、我々の首を絞める恒久減税などではない。よく米国のレーガン減税が引き合いに出されて、さも成功したように言われるが、そうではない。レーガンは減税分を貯蓄に回してもらおうとしたが、貯蓄の嫌いな米国民は消費にばかり回して失敗に終わったのが真相だ。日本の場合には納税者が賢いから、いくら減税しても貯蓄に行く。それを企業が投資に使うように誘導すればいいのだが、そのためには、土地の価値を安定させ着実に値上がりするシステムを再構築することが必要だ。一度崩れた信頼を取り戻すためには、これまでの誤った土地政策を断罪することを忘れてはならないだろう。

それから、断行すべきは第二次「財閥解体と農地解放」である。すなわち、数万人規模の財閥企業、大企業を数百人、数十人規模の中小企業に解体し、営業資本を農地解放よろしくそれらに払い下げるのである。肥大した金融機関とゼネコンを手始めにフレッシュスタートする。もう一度焼け跡闇市から始めてみるのである。今は二度目の敗戦だそうだから、それほどとんでもないことでもない気がするのだが、どうだろうか。